二重通気の技術は、室内を外装材、断熱材、内装材で三重に包み、それぞれ間にインナーサーキット(内側)とアウターサーキット(外側)と呼ばれる二つの気流の通り道(通気層)を設ける工夫。通気層を通じて暑気や湿気を外へ逃がすことで、さわやかな室内環境をつくります。
二重通気の特長は、室温の調節に自然の力を上手く利用するところ。家にこもる熱や湿気を、自然の気流が外へ逃がしてくれます。また、二重通気のない一般的な外断熱の家に比べ空調設備に頼ることが少なくなるぶん、体に優しく健康的に過ごせる家と言えるかもしれません。もちろん、冷房費のコスト節約にも貢献します。
温度とともに、湿度は「健康的に」「清潔に」暮らせるかどうかの鍵を握っています。特に梅雨から夏にかけて、高温多湿の気候の中でいかに快適に暮らせるかは湿度に大きく左右されます。ソーラーサーキットの家は、 構造自体に、「穏やかに湿度を調節する機能」があります。 例えば右の6月29日は数日雨が続いてジメジメした一日でした。天候は雨。外は100%に近い湿度です。そんな日も家の中は除湿は不要。機械的な除湿をしなくても、右のグラフのように快適な湿度帯を保っています。
だから、家の中に入ると
○ジメジメしない
○肌のべたつきがなくさらっとしている
○カビが生えない(生えにくい)
○室内干しで洗濯物が乾く
などの声をいただいております。